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【総合型選抜コラム:第9号】公募推薦の意外な事実




どうも、


「日本一総合型選抜の募集要項に目を通している男」


ナカテツこと中村哲朗です。





総合型選抜コラム第9号です。


今回は「公募推薦の意外な事実」というテーマです。


これまで総合型選抜に特化する形で情報を発信してきました。


学校推薦型の指定校推薦や公募推薦などは守備範囲外としていたのですが、

高校向けに総合型選抜データベースを提供するなかで、

しばしば「公募についても情報が欲しい」という声があったので調べてみました。


その中で、私も意外だった事実が色々とわかったので、

今回はその一部についてご紹介したいと思います!







入試形態の前提


まずそもそもですが、入試形態は大きく3つに分かれます。それが、

「一般入試」「学校推薦型入試」「総合型選抜入試」の3つです。


この中で「学校推薦型入試」はさらに「指定校推薦」と「公募推薦」の2つに大きく分かれます。


指定校推薦:

高校と大学が提携していて「特定の大学への推薦枠」を高校側が持っている状態。

生徒からすると推薦枠が取れれば合格率が最も高い手段なため、人気大学の指定校枠は校内で競争になる。

      

公募推薦:

基本的に学校長の推薦さえあれば誰でも挑戦できる。一定以上の評定平均値が必要なケースが大半。生徒からすると「指定校枠が取れない」あるいは「そもそも行きたい大学の指定校枠がない」という場合の選択肢となることが多い。


イメージとしては、指定校推薦と総合型選抜の中間が、ちょうど公募推薦にあたるような感じでしょうか。




国公立大学の公募推薦状況


国公立大学においては「学校推薦」というと基本的に公募推薦のことを指します。


というかそもそも国公立においては指定校推薦がありません。(例外的に横浜市立大学くらい)

そして全国140近い国公立大学の中で、公募推薦を実施していないのはたったの6大学のみです。


割合にすると95%が公募推薦を実施していることになります。




公募推薦の意外な事実


国公立でほとんどの大学が実施しているのだから、私立もかなりの割合で公募を実施しているだろうと思いきや、思った以上に多くの大学が「公募推薦を実施していない」んですね。


代表的なところだと「早稲田大学」「慶應義塾大学」「国際基督教大学」は公募推薦がありません。


また、GMARCHと言われる「学習院・明治・青学・立教・中央・法政」の6大学で、

公募推薦を実施しているのは学習院大学だけです。「成成明学獨國武」でも獨協大のみ。


学校の先生方からするとさして驚きはないことなのかもしれませんが、IT業界から教育業界に飛び込んできて、受験に関しては総合型選抜メインで情報収集してきた身からすると、けっこう驚きでした。




最後に


いかがでしたか。私自身は調べながら「へぇ~!」を連発してました(笑)

まだ全部調べきったわけではありませんが、全体的に学校推薦といえば「国公立=公募」「私立=指定校」という感じになるんだろうなという印象です。


ぜひ高校生には自分に合った受験方法を早いうちから考えて準備して欲しいものですね。



ということで今回は以上となります。


他にも総合型選抜に関する豊富な情報を抱えているので、

「こんな情報教えて欲しい」というご要望があればぜひコメントください。


より詳細かつ高校の特色に沿ったデータ分析に興味がある場合は、お気軽にこちらよりお問い合わせください。


「総合型選抜の情報収集にお困りの教育関係者に届け!」と想いを込めているので、

記事をシェアしていただけると大変嬉しいです!





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