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【総合型選抜コラム:第6号】狙い目の女子大




どうも、


「日本一総合型選抜の募集要項に目を通している男」


ナカテツこと中村哲朗です。





全国にある女子大学は約80校ほど。


そのおよそ半数が首都圏に存在しているわけですが、今回はそんな首都圏の女子大学のなかで、独自にピックアップした狙い目の女子大をご紹介します。


今後は大学側とも関わりを持ちながら、大学ごとの魅力や特色といった定性的なデータ収集もしていくことで、高校生がより自分にマッチした大学を選べるようになることに貢献していきたいと考えていますが、今回はひとまずデータから読み取れる範囲で、狙い目と見ていいところをいくつかご紹介したいと思います。






①お茶の水女子大学 理学部 数学科


言わずと知れた人気大学ですね。国公立大学では全国にたった4校しかない女子大の一つですが、首都圏ではこのお茶の水女子大学が唯一となります。(他は奈良女子、群馬県立女子、福岡女子)

地方の高校生でも一度は名前を聞いたことがある大学でしょう。


基本的にはその人気ゆえに倍率も合格率も厳しめです。

文教育学部や生活科学部といった文系学部は、倍率10倍越えで合格率10%程度と非常に難関となっています。


ただ一方理系学部に目を向けてみると比較的競争が緩やかとなっています。

もちろん難関であることに変わりはないのですが、昨年だと理学部の数学科は倍率1倍台で合格率も60%となっています。

評定A(平均4.3以上)が必要ですが、小論文や共通テストは課されません。





②日本女子大学 文学部 日本文学科


私立大学の女子大御三家の一角の担う名門大学です。

こちらも人気が高く競争は激しめです。ただその中で昨年度倍率3.7倍と倍率が比較的穏やかで、かつ55人が受験して47人が合格、つまり合格率は85%となっています。


こちらは小論文が課されず、評定や語学資格などの出願要件も特に必要ありません。他大学との併願も可能です。





③大妻女子大学 人間関係学部 人間関係学科社会学専攻(総合型選抜Ⅰ期)


人間関係学部は人間関係学科・人間福祉学科の2学科で総合型選抜の募集があり、

人間関係学科はさらに社会学専攻と社会・臨床心理学専攻という2つの専攻にわかれます。


人間関係学部は全体的に狙い目といって良さそうですが、

人間関係学科社会学専攻は昨年度合格率100%となっており、さらに狙い目と言えるかもしれません。





④女子栄養大学 栄養学部 食文化栄養学科


ここは昨年度、定員割れを起こしています

同学部の他学科の倍率は2~5倍程度となっているので、学科まではこだわらないかな、という生徒が倍率の低かった食文化栄養学科に流れて来る可能性はあるので、今年の結果を見て揺り戻しが起きていないかなどは注意しておきたいところです。





⑤駒沢女子大学 人間総合学群 心理学類


文系において、心理学系は基本的に人気が高い傾向にあります。(理系なら建築系などがそうですね)

そんな中で、併願もできて選抜方法も書類審査と面接しかないにもかかわらず昨年定員割れを起こしています。

特にこれといった出願要件もないため、こちらも狙い目といっていいでしょう。




やはりというか、女子大はどうしても文系学部の割合が多くなりますね。



余談ですが鎌倉女子大学などは附属の中高が2026年より男女共学になる関係で、

その状況なのに出口としての大学が女子限定なのはどうなの?という議論があり、

もしかしたら大学も共学化されるかもしれないという情報もあります。


個人的には、女子大も「大学の多様性」という意味であっていいと思いますが、

世の中の流れ的に今度どうなっていくかは注目です。



ということで今回は以上となります。


他にも総合型選抜に関する豊富な情報を抱えているので、

「こんな情報教えて欲しい」というご要望があればぜひコメントください。


より詳細かつ高校の特色に沿ったデータ分析に興味がある場合は、お気軽にこちらよりお問い合わせください。


「総合型選抜の情報収集にお困りの教育関係者に届け!」と想いを込めているので、

記事をシェアしていただけると大変嬉しいです!





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